恋愛大好きな今のワクワクを生きる
元、地元アイドルグループのリーダー Takumi

元レンジャー隊員、苦悩と葛藤の男 タカ男

対照的なこの2人の出会いを辿ってみるとそれは、屈強な男タカ男が自衛隊にいた頃でした!
当時駐屯地で生活していたタカ男は、週末の休みになるとバディである優也さんの家に入り浸り。
何をしていたかと言うと、パチンコ屋に行くかネットカフェに行くか。
そのパチンコ屋に行く送迎をしてくれたのが優也さんの弟、Takumi。
その時Takumiはタカ男のことを
『愛想ない人やなぁ』
と思っていたし
タカ男はTakumiのことを
『クールな男だ』
なんて思っていました。
この初対面の印象こそが、今の2人の絆に繋がっているんですけどね。
それから9年後
㈱アバンティーの農業部署『アグリカルチャー』立ち上げ、責任者に抜擢されたTakumi。
まったく知識も経験もないので、自宅から200キロ離れた田舎町の愛南町へ、1年間修業に出ます。
そこには、兄貴分として手取り足取り仕事を教えてくれた葉物農家の陽介兄さんとの出会いがありました。(これは、また別のエピソードで)
1年間の住み込み修業が終わり、地元へ帰って来たその時、
そこには別部署で社員として働きながらも、結果が出せずにいたタカ男がいました。
タカ男は、間もなく終わる2年という契約の日を迎え、未だ開眼することもなく、もがいては、葛藤し続ける日々。
苦悩の男です。
「これ以上、居座り続けることは、甘えじゃないのか」
「自分の意志はどうなのか。どうしたいのか。」
「やめて、独立事業者になることを望んではいるが、果たして今の自分にできるのか。」
負けたと思いたくないプライドがあります。
まだ自分は終わっていない。
やれる。
....しかし、家族も持つ家長としての責任もある。
周りからも心配されてばかり。。。
悩みに悩んだ末、タカ男は社長の元へお願いに行くのでした。
「もう1年ここで勉強させてください!」
社長からの回答はこうでした。
「そうか、それならお前に任せたい仕事が1つある。」
任された仕事は、まったく足を踏み入れたこともない未知の世界。
それは、Takumiが任命された農業立ち上げのサポートだったのです。
『2人で一緒にやるアグリカルチャー農業』が生まれた瞬間でした。
男2人でやるんなら本音で話そう。
言いたいことは隠さず伝える。
建前は必要ない。
お互いに考えをさらけ出して一緒にやっていきたい!

と思うTakumiに対してタカ男は
そもそもコミュニケーションが大の苦手。
ただでさえ異常に口数が少ない上に、使う言葉の種類も圧倒的に少なく、伝えたいことを上手く伝えられない。

かと思えば、単刀直入に単語で即、思ったことを言うクセがある。
そこはタカ男自身も気をつけなればと思っているようだが、まだ直るに至らない。
知らず知らず誤解を与え、その反面対応を受けることで相手を誤解する。
そんなことがトラウマになった経験もあり、タカ男が抱える自覚症状のある課題となっていいる。
だけどここで、
この『アグリカルチャー』という場所で、
2人は歩み寄ろうとしている。
自分とは違うタイプの人間に。
しかし、思ってはいても、簡単には通じ合えないのがヒトの世の中の定め....。
すぐに気を使ってしまうTakumiは、タカ男の無愛想な態度に
「なんか怒っとるんやない?」
「なんか思っとることありますか?」
と、声をかければ
同じ人とずっと一緒に作業をしたこともない。
そもそも一つになろうとなんて思ったこともないタカ男は
「....いや、別に。普通やけど」
こんな調子。
でもふとTakumiが友達と電話をしている声を聞いて、オレ(タカ男)と話している時は全然違うなぁ....、
「あのくらいになってみたいな」
友達に話しかけてるTakumiの楽しそうな様子
Takumiと俺の距離感を、そうできる様になってみたい。
タカ男にも、そんな気持ちが芽生え始めました。
未知の世界に『2人』で挑むことで、わずかに見えてきた絆
歩み寄ってみよう、
いや、歩み寄ってみたい。
しかし、そんな純情ハートを掻き消すかの様に、新たに挑戦する事業は、津波の如く強烈に、
直ぐ側でタカタク達を待ち受けていたのです。
to be continue....
これから2人はどうやって歩み寄るのか?続きが気になる〜!次回も楽しみにしてます😊
面白い。
2人の様子が手に取るように見えて おもしろい🤣