㈱アバンティー田坂社長を手放しで癒やしてくれる数少ない『オアシス』とは何なのか。
前回までのお話はこちらから。
第3話は、田坂社長ご自身とご夫妻の思い出になぞらえてお届けしてまいります。
偉大な先人が、愚か者にさえチャンスを提供する心構えでいてくださった

芦屋ベイコートは、かつて憧れであったリゾートトラストの会員に初めて手を染めた記念すべきものだ。
若かりし頃、私は貧乏人を絵に描いたような存在だった。
心も思考も経験も
全てが愚か者である自分を疑いようもなく指し示していたあの頃。
分不相応にもエクシブ(当時は離宮もベイコートも無い)を経験できたのは、
偉大な先人が、愚か者にさえチャンスを提供する心構えでいてくださったからに他ならない。
あれから20年余りが経ち
私は、芦屋ベイコートの中級会員になった。
当時、卑屈に宿泊していたエクシブライフとは違い
何とも晴れやかで充実した時間を提供してもらったものだ。
そしてまた、ビジネスを共に共有する仲間達と、かけがえのない時間を過ごす。
そんな一面にも手を貸して貰った......
と、言うか
今も手を貸して貰い続けている。

時代は移ろう
当時、最高設備だったエクシブは、僅か20年で古代遺跡扱いと化し
当時の会員の内、今でも権力を有する者達は、ベイコート&サンクチュアリコートを買い直す。
そうでない大部分の者達にとっては
無用の長物
これは世の常だ。
誰のせいでもない。
初めて妻と有馬離宮に行き
自分がゲストではなく、オーナーであると実感した時に
2人で20年の紆余曲折を思い出し、感慨深いものがあった事を覚えている。
私と妻は、苦しい時期を若き時から共に手を携えて乗り越えてきた。
正に糟糠の妻だ。
歩みを祝福してくれる環境というのも特別な経験であり
ここは大切な場所と言える。

リゾートトラストの魅力とは
本物思考を追求して止まない。
妥協しない。
こういった企業の気位の高さは、
何でも効率化を第一に求める現代社会に対して、普遍的に必要な一矢を報いている筈だ。
今後も応援したい。
さて最後に、リゾートトラストの施設の中で一番好きな施設についてだが
これは名言は避けたい。
どれも甲乙付け難い。
どの施設もコンセプトが明確で魅力的だ。
これらは、施設毎に比較され、評価されると言うよりも
人生を懸命に生きるオーナー達の
その時々の情緒によって使い分けられるものであろう。
リゾートトラストは
一括にして超一流のブランド
と表すに値すると私は思っている。
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