top of page

【情熱輩先】〜人を大切にするということ〜㈱gon 青木謙吾社長②

執筆者の写真: 倶楽部 オアシス倶楽部 オアシス


こんにちは!

シンガポールからお届けしております

先輩経営者様から学ぶ

阿部千恵美の【情熱輩先】


㈱gon(ジーオーエヌ)青木社長の

第2話です。


第1話では、青木社長が育たれた環境を、

取り繕うことなくお話くださいました。


第1話をまだ読まれていない方は

こちらから↓


幼い頃から色んな経験を重ねて、

人一倍早く大人になった青木社長。


19歳の時に、外壁屋さんで独立。

20歳で結婚して、40代半ばで孫が3人!?




「一通り終わっちゃたんだよね。

何しようかな、これから 笑。」



阿部:一通り終わっちゃったって、

すごいですね!すべてが早い。


では、自分で独立して始めた外壁屋さんは、

最初からうまくいったんですか?



青木社長:最初はうまくいった。


でもね、税金が上がる度に、

材料の抱え込みとかがあって…

ひどい目に遭って、

貯金とか全部なくなっちゃうの。


現場に行っても仕事ができない、

材料が入ってこないから。


5%引き上げとか

8%引き上げとか

ひどかったね。


すごいつらかった。


月収8万円とかだった、若い衆もいて。



阿部:どのくらいの期間ですか?



青木社長:すげー長かったよ。

半年以上続いたんじゃないかな。


なもんで、やりたくもない仕事も

いっぱいやった。



阿部:やらなきゃいけなかったんですね、

生きるために。



青木社長:まぁでも、

楽しんでやってたからいいんだけど。



阿部:えっ?楽しめるのがすごい!!!



青木社長:しょうがないじゃん。


なかったら、「飯がないから奪えばいい」

っていう考えになっちゃう。


その感覚には二度と落ちないようにって

今頑張ってる、一生懸命。


貧しくなると、、

取り上げたくなっちゃうから。



阿部:すごいなぁ。19歳で始めた

外壁屋さんが今でも続いてるんですか?



青木社長:続いてる。

途中途中、色んなことをやりながらだから、

法人成りしたのは遅いんだけどね。


嫁は苦労したんじゃない?

ずっと「別れてくれ」って、

今も言われてる 笑。



阿部:「別れてくれ」って言われて、

なんて返すんですか?



青木社長:却下です。



阿部:どうして却下ですか?



青木社長:俺が好きだから。



(母親が)いなくなっちゃったじゃない。


失くしたことがあると、、

そういうのは、自分はやりたくない。


向こうは失くしたことないから、

わかんないだろうけど。


そういう温度差はあるよね。


温度差と想いだよね。


そういうのって、味わわないと見えないし、

ガキの方が気を使うから。



阿部:想い、ですね。では、会社への

想いを聴かせていただけますか。



青木社長:ものを教えようと思って雇用した

人達は辞めてったの。


田坂社長がよく

「想いが重要なんです」って言うじゃん。


本当にその通りで、

今俺、何も考えてないんだけど、

どんどん人が増えてってるんだよね。


その人達みんなが勝手にやるんだよね、

仕事を。



gon(ジーオーエヌ)っていうものを

立ち上げてから、うちに勤めに入った人は

一人も辞めてないの。


今13人いるんだけど、

誰も離職してくんないの。

仕事できなくてもやめないの 笑。

やめてくんないのよ。


だから、すごくやりやすい環境は

提供できたのかなと思う。



今は外壁だけじゃなくて、総合で建築できる

ようになったし不動産で動いたりもしてる。


こないだ数えたら、

12項目くらいの種類の仕事をしてたね。


だから、もう管理ができなくて、

みんなが勝手に動いてるの。


俺が「こうじゃねぇか」みたいな事言うと、

みんなで否定してくる。


怒られるのよ 笑、社員に。


だから、面白くなったなぁと思う。




あとはもう一つ、

スケートボードのパークを作って

事務所に併設してるの。



そっちの活動が今、結構多くなってて

面白いのよ。


シンガポールにもパークがあって、

室外パークは公園とかにいっぱいあるけど、

シンガポールに唯一、できのいい

室内パークをやってる所があってね。


昨日もね、そこに取材に行って、

自分とこでオリジナルで作ってるアイテムを

プレゼントして、やってる人と

友達になってきたの。


すごい面白かったね!

だから今は、スポーツの方が面白い。



なんでも、やってみることだよね。


入り口はどこでもよくて、

やろうと思ったらやってみないと、

いいも悪いもわかんないし、


「悪いと思ったらよくすればいい」

ってやってることが、多分継続になる。


『失敗は成功のもと』みたいなの

よく言うじゃん?

それを繰り返してると、続くよね。



阿部:青木社長は、やってみるのが

すごく早そうですね。



青木社長:早い。

だから、嫁が困ってんじゃない?


『スケートパークオープン!』


なんてやったら、

「事務所作るんじゃなかったの?!」

って家で怒られて。。


「事務所のつもりだったんだけど、

こっちができちゃった」笑。



阿部:(笑)この先やってみたいことは、

なんですか?



青木社長:やってみたいって言うか、

イオンモールからスケートボードイベントの

オファーもらってて。


年間で3本(2月、6月、10月)大会を

開いてくれっていうので、今月もあるの。


Tokyo Skate Lounge


ってパークをやってて、

主催のイベントをうつんだけど、

色んな人が集まるじゃん。


『どんな化学反応を起こすのかな』

っていうのは、楽しみにしてる。


本当にね、色んな人と会うことで

やりたい事が変わるから。



次にインタビュー予定の廣井社長ご夫妻が

こっそりと様子を見にご登場!



青木社長ととっても仲良しな廣井社長

どんなお付き合いなんでしょうか?



阿部:廣井社長とはいつ頃からですか?



青木社長:廣井と知り合ったのは29歳の時。


当時バンドをやっててね。

対バンでブッキングしてもらった時に、

静岡から来てたバンドマンのドラマーが廣井


俺はベースヴォーカルかなんかで、バンド

やってるに入らないくらいだったんだけど、

あっちはプロ並みにうまかった。


知り合って飲むようになって

「遊び行くよ」って約束をして。


俺は社交辞令が嫌いだから、

本当に遊びに行ったの。

それで仲良くなったの。


もう長いよ、17年一緒にいる。



阿部:人と出会うことでの化学反応ですね。



青木社長:そうそう、廣井もそうじゃん。

こんな長い縁になると思わなかったけど。


もう一個の地元くらいに思ってるから、

こいつらのこと。



行くと、みんなすげーあったかいの。

そういうのがすごい好きで。


地元なんかどこにあってもいいよね。

どうやって繋がるかじゃん。


後はまぁ、

その人をどうやって大切にするかだよね。


騙さないとか

ウソをつかないとかね



阿部:それは、青木社長が大切にしてること

ですか?



青木社長:そうだね。

やっぱ人に騙されたことも多いから、


騙されてもいいけど、自分は騙さない。


すると、関係は長く続くかな。



阿部:素敵ですね。


今青木社長が考えてることってありますか?



青木社長:会社って、どうやって

解散すんだろうって思う。


永遠にこの会社を続ける気はなくて、

M&Aするのか、各々がどの段階に

なった時点で一旦解散すんのか。


どうすればいいのかっていうのを

よく考えてるね。



外注さんみたいな感じで付き合ってる

仕事の関係もあるでしょ。


そこって、その繋がりのある社長が

「やめる」って言ったら

やめていいわけじゃん。


でもその社長の気持ちがあるから、

俺らのことを気にかけてくれてるんだけど。


俺は、完全に雇用しちゃってるじゃん。


永年雇用っていうのは多分、時代的に

あってないと思うから、どっかで卒業

させてあげないといけないわけじゃん。


そのタイミングっていうのは、

すごく気になってる。

どういう風にすんだろうって。


何もまだひらめいてもないけど、

漠然とそういうところは考えてるね。



阿部:そうなんですね。青木社長は、

この先どういう人生を送っていきたいと

思われてますか?



青木社長:俺はね、やりたいのはやっぱり

スケートボードを通して人と繋がっていたい


それと、子どもがすごい好きでね。


子どもってのは、

うちの子どもだけじゃなくて、


スケートボードのスクールもやってて

4歳から12歳くらいまでの子どもに

毎週土日レッスンしてるの。


子どもの純粋な感覚みたいなところを

見てるのが、すごい好きでね。



こっちさえ間違えなければ、

この子達は絶対悪いことしないから。


この頃の愛情不足が、自分が暴走した

原因だった気がするんだよね。


だから、子ども達がそっちに向かないように


「暴走する時は俺に向かってこい」

ってやってる。



今はそれが一番いいね。


お金にはなんないけど、

多分、一番いいものをもらえてる気がする。




心から子ども達のことが好きなんだなと

思えるこの笑顔。


お話を伺いながら

この方は本当に、嘘のない方なんだろうなと

思いました。


そんな青木社長が、目をキラッキラ輝かせて

話してくれた「今、一番面白がってること」


第3話をお楽しみに!










閲覧数:91回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page