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人と人との繋がりを繋げていく〜廣井重人社長

更新日:2024年8月12日


これまで色々な経験をされてきた廣井社長。


負けず嫌いな社長が、

「完全に敗北宣言です。」と

話してくれた第1話


挫折を味わうことが大切だと

話してくれた第2話



これまでで一番辛かったこと、

そこからどう立ち上がって

今の廣井重人社長があるのでしょうか。



ーーこれまでで一番辛かったドン底って、

どんな事でしたか?



廣井社長:一人でやってたことですかね。

事業の開始時に。

あの時が一番辛かったです。


話ができない。

仕事でもプライベートでも。


一日中誰にも話ができないことが

一番つらかったです。


「おはよう」って言っても返ってこない。


だから一人でやりましたよ。

「おはよう」って。


わかってるけど、悔しいし悲しいから。

わかってるけど、独り、やりました。


そういう思いがあったから、

今は社員がいることが幸せですよね。


皆さんは、当たり前のように横のつながりが

あったりするじゃないですか。


それは、当たり前じゃないんですよ。



ーー1人というのは、どのくらいあったんですか?



廣井社長:1年くらいですかね。


悔しくて悲しいから、

早く事業を拡大しようと思ってやりました。


今は社員が30人位いますけど、

当時は印刷ひとつ、自分なんですよ。


家庭用プリンターでコピーもしてたし、

パソコン壊れても修理できない。


当時は有名な会社じゃなかったんで、

電話も全然こないんです。



伊東の180社中、ビリだった。


1ヶ月に1回、電話が来ればいい。

クレームの電話でも、ありがたい。



だってそこから、

売上になるかもしれないじゃないですか。


だから今、社員達には、必ずワンコール

で電話に出ることを伝えています。


お客様からどんな話があったとしても、

有り難いって気持ちで受けるっていうのは、

このルーツがあるからですね。


カラーコピーができることだって、

すごいことでしたよね。



美夏さん:ほぼほぼ、その時から私は

彼を見ているので、本当に今の会社は

主人の血と涙と汗の結晶だっていうのは

私は、主人の次に分かってます。

本当に辛かっただろうなと。


30歳で社長になったんですね。

他の不動産屋さんは当時、50代とかの

社長さんが多いんですよ。

地域180社中1人なんですよ、

30歳っていうのが。


「この若造が」

「お前なんかに物件よこすかよ」


みたいな感じで、ほぼイジメみたいな感じ。

ほんと、色々あって、、


「本当に悔しい、悔しい」って。


「絶対、一番になってやる」


そう言ってました、根拠もないのに。



でも彼がすごいのは

今は、自他共に認める伊東で一番店。



まわりの社長さん達が皆さん

「頼むよ、廣井社長」って今は言われます。




ーー認めてくれたんですね。



廣井社長:認めさせました。実力で。




ーー廣井社長のその行動の原動力は、

その悔しさですか?



廣井社長:皆さん、いつ悔しいって

気持ちになりますか?


『後悔と悔い』


後悔はしていいけど、悔いは残すなって。


悔いってのは、

あの時にこうすればよかったって

ずっと思ってることじゃないですか。


皆さんがよく「悔しい」っていうのって、

自分の中では安っぽいんですよ。

「やってらあ」って。



本当に悔しいんだったら、

行動するでしょ。


悔いを残さないようなことをしたい。




美夏さん:座右の銘が

『誰にも負けない努力をする』なんです。


誰にも負けないっていうのは、

自分じゃないですか、軸が。


だからどんなに辛くても、

どんなに悔しくても絶対あきらめない。

諦めるの大嫌いなんで、そこですかね。


多分、主人の一番強いところ。


私が一番尊敬してるのは、そこです。



廣井社長:あっそうなの?




やってみなきゃわかんない。


失敗を、だいたい皆さんは激しく言う

じゃないですか。子どもにも言ったり。


できる人は、肯定するんですよ。

「ごめんね、ありがとう」

って言いながら。



美夏さん:謙吾さんもそういうタイプ。


絶対否定しないから。

だから一緒にいれるんだと思います。


「やろうよ」とか、

「こうすればいいじゃん?」みたいに

絶対ポジティブに変換してくれる。



廣井社長:ほんとすごいっす。



ーー廣井社長と青木社長は、

お互いがリスペクトし合ってますよね。



廣井社長:怒るとおっかないんですよ。



ーーでも、本音を出し合えてなかったら

「おっかない」なんて言えないですよね。



美夏さん:本当に。

怒ってくれるのは謙吾さんしかいなくて。


社長って怒られないじゃないですか。


謙吾さんが

「おめえ、調子のってんじゃねーよ」

みたいに言ってくれるから、

目が覚めるっていうか。



廣井社長:そうです。何度もありました。


確かに、自分の中での転機も、

謙吾が経営者になってくれたっていうのは、

本当にありましたね。


じゃなきゃ今、

一緒にこのビジネスもやってないですし。



ーーそこがあったから、絆が深まった?



美夏さん:そうです。謙吾さんに紹介して

もらったから「俺はやる」って言ったんです



やるって決めたら絶対やるんです、彼は。



有言実行タイプなんで、

言ったことはやるんです。


でも、確実性のないことは

絶対に言わないんですよ。


例えば、結婚とかも私達付き合いが長かった

んですけど「結婚」というワードは

絶対言わなかったです。

うちの親がどれだけ聞いても、

するっていう確信がないから。


仕事に関しても何にしても

やるって決めたらやる。



廣井社長:ただ、暴走するんですよ。

やり方がわかんないから。


でも青木は、

「おいおい、ちゃんとブレーキ踏めよ」って


「ちゃんと、ウインカー出して」

「わかる?重人」って言ってくれるんです。




さっきの話に戻るんですけど、

「後悔と悔い」ってところの意味を知って

いれば、多分悔しいって思わないですよ。

前向きになるじゃないですか。



悔しいって言ってれば悔しいし

悲しいって言ってれば悲しい

悲しいことも経験すれば、

前向きになれますよね



ーーそこからどう、動いて自分の気持ちを

転換させるかってところですね。



廣井社長:やっぱり悔しさってのは、

自分が悔いを残してるだけで、

それに対して自分は何も起こしてない。

だからずっと悔しいんじゃないですか。


そういう人はやっぱり、

うまくいかないって思うんです。



美夏さん:人たらしですよ。

私の中で褒め言葉です 笑。




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自分の才能に甘んじず、自分の持っている

ものを余す所なく引き出していこうと

『努力』を惜しまない人でした。


自分を追求するストイックさがある意味、

クレイジーで魅力的。


1日は24時間で、有限。


やらなければならないのに寝てしまって

後悔の朝を迎える日々。


そんな私には、

今日の、この今しかない時間をどう過ごす?

問われているような時間でした。



まあいいかで過ごすのか、

悔いのないように生きるのか、

その選択が、自分の人生を創っている。


だけど、ずっとストイックなままでは

心身ともに疲れるはず。

そこには、奥様である美夏さんの存在は、

欠かせないオアシスのような。


美夏さんの存在があるからこそ、

挑めるのではないかと。

お互いに支え合っている関係を

羨ましく思いました。


青木社長との関係もまた、すごく素敵で。


人と人との思いをつないでらっしゃる

お三方から学ぶものが多くありました。


ありがとうございました。


阿部千恵美









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